モジュール 6
Module 6
Dissemination
モジュール 6
Dissemination
アクションリサーチのサイクル1とサイクル2の関連付けを行ったら、自分の研究のことをほかの人に知ってもらうことがとても重要です。そのために、結果をレポートの形にまとめ、発表したり出版したりしましょう。
レポートにまとめる前に、まず今回の研究プロジェクトで分かったことについて振り返りを行いましょう。この振り返りがアクションリサーチのレポートの考察の一部となります。
自分自身の実践をどのように変化させたか?
自分の実践についての考え方、あるいはその考え方の根柢の部分に何か変化はあったか?
ほかの人はどのように自分を見ているか?
自分自身はどのように自分を見ているか?
自分の価値観を自分の実践にうまく取り入れることができたか?
職場内の協働作業についてどんなことを学んだか?
役割に何か変化は生じたか?
協働作業を行ったメンバーは何を学び、身につけたか?
自分が導き出した知識や実践の中で、職場の同僚は特に何に価値を見出しているか?
自分が導き出した知識や実践の中で、ほかのアクションリサーチの研究者は特に何に価値を見出しているか?
自分自身について学んだことや作り上げた方法の中でほかの人も価値を見出していることは何か?
アクションリサーチで学んだことの中でほかの人にも役に立つことは何か?
いよいよ最後のまとめを書く段階です。もし書き方がわからない場合はリソースのページを見てみましょう。リソースに行くと、アクションリサーチのまとめ方の例が見られます。
まとめを書いたら、研究プロジェクトに関心がある友人や同僚に読んでもらいましょう。まとめを書く過程で出てきた疑問や懸念、感想等もメモしておきましょう。
発表したり出版したりする前に、書いたものを推敲しましょう。
職場の同僚や大学の先生、ピアとなってくれる友人や研究仲間、そして自分の教え子にも話してみましょう。
レポートができあがったら、より広くの人に知ってもらうため、どのような方法を取ったらいいのかを考えます。自分の研究結果に特に興味を持ってくれそうな対象グループに発信するには、いくつかの方法があります。以下の方法の中から、自分の分野や状況に合っていると思うものを選んでください。
展示
学会発表
学会予稿集
学会誌への投稿
研究ブログ
ニュースレターや雑誌
同僚との情報共有会
実際にどのように結果を共有するかについて計画を立ててください。計画を考える際は、以下の2つの質問を頭においてください。
1) 研究の中で一番大事だと思う点をどのように伝えるか?
2) 今後の実践向上のために、研究から分かったことの意義をどのように提示するか?
You have made it! Congratulations!
まとめた結果を発表したり投稿したりする前に、間違いがないようによく見直しましょう。
今回のプロジェクトを終え、ここからどのように進むのか、次のステップは何か、キャリアアップや教育力の向上などを頭に置いて、今後の方向性を考えましょう。未来の計画を書いてまとめ、ピアと共有し合いましょう。
More Resources
もっと知識を深めたい場合には、サポートとリソースのページに行って、関連するウェッブサイト、参考文献リスト、研究論文の雑誌の一覧を見てみましょう。